ラーメンから本質を考える話

藤田たくろうです。

ハロウィンが終わった街は、少しずつクリスマス色を出し始めました。早いもので、2018年もあと2ヶ月足らずですね。あと2ヶ月しかないと思うか、あと2ヶ月もあると思うか。「しか」と考えて、自分を奮い立たせてラストスパートを切るか、「も」と考えて心に余裕を持ってやるべき事を見極めるか。あなたはどちらのタイプでしょうか。

これからの寒い時期により美味しく感じられるのがラーメンです。これからの忘年会シーズン、飲んだ後に締めのラーメン、なんて人もいるんじゃないでしょうか。

今日はそんなラーメンをきっかけにして、「よりよく生きる。」本質を考えてみたいと思います。

ラーメンが好きだ

さて、僕はラーメンが好きです。ただ一口にラーメンと言っても、いわゆる「ご当地ラーメン」が全国にあるように、その種類は多種多様ですね。例えば、太麺細麺、ストレート麺縮れ麺。喜多方ラーメンのような平たい麺もありますね。あれは何という名前なんでしょうか…。とにかく、麺だけでもいくつか種類があります。

今回取り上げたいのはスープです。ラーメン屋さんも、スープを売りとしてアピールしているところが圧倒的に多いですしね。スープに関しては、

豚骨、醤油、塩、味噌、鶏ガラ系、魚介系・・・

そんな感じで分類されている人が多いんじゃないかと思います。もちろん僕もそうだったんですが、あるとき、疑問に思いました。「
あれ?ベースと味とがごっちゃになってないか?」と。

豚骨をグツグツ煮て取ったスープって、豚骨の出汁は出てても、塩気はありません。逆に、醤油や塩や味噌は、お湯にそれらを入れるだけではただただショッパイだけで、何の旨味もありません。普通に料理をしたことある方なら、「そりゃそうや」と思うでしょうけれど、「豚骨、鶏ガラ、魚介」というベースに、「塩、醤油、味噌」という味が重なるからこそ、美味いスープができるんです。

つまり、「とんこつラーメン」と「醤油ラーメン」が何気なく並列の関係で語られるのが、違うわけです。

ベースと味は、掛け算・組み合わせの関係です。例えば、僕の大好きな「豚骨×醤油」。お味噌汁に近いのは「魚介×味噌」さっぱりな中華そば的な組み合わせは「鶏ガラ×塩」とか、そういう感じなんですね。ベースとなる出汁がしっかりしていて、その上に醤油や塩で味をつける。だからこそ、深みのある味、旨味が出んですよ。

深みのある人生

今回はラーメンの話から入りましたが、言いたいのはラーメンの事ではありません(笑) ラーメンのスープをイメージすると、僕たちが求める「よりよく生きる。」ということの本質も全体像が見えてくるように思います。つまり、人生をラーメンで例えてしまおうと、今回はそういう趣旨なわけです。

ラーメンの「ベース」に当たる部分、つまり豚骨や鶏ガラ、魚介という部分ですが、それは人生でいうと「想い」に相当します。そして、醤油、塩、味噌などという「味」に当たる部分は、人生における「行動・アクション」に置き換えられます。「ベース=想い、味=アクション」そう考えると、人生をラーメンに例えるというと強引な感じがしますが、割と綺麗に置き換えられるなぁ、なんて僕は思っています。

人生において、想いだけが強くても、行動力がなくて実際にアクションを起こせないのでは、ダメです。それはまるで、出汁はうまく取れているのに、塩っ気が全然なくて、美味しくもなんともないレベルの超極薄味のスープです。料理の基本は出汁だとも言うので、考えようによれば「惜しい」状態かもしれません。強くて真っ直ぐな想いがあるなら、一歩踏み込んで実際に行動しようよ、という感じです。ラーメンでも、テーブルに「ラーメンのタレ」的なものがあれば、美味しくいただける状態にできるかもしれません。

逆に、想いがなく、闇雲にガムシャラに行動するだけでもダメですね。どう生きたいか、どうなりたいか、どういう自分でありたいか。そういう「想い」なくしては、行動に基準が生まれません。周りからも生き方を理解されないでしょう。まるで、スープがしっかり取れていないのに、醤油や背脂だけで誤魔化そうとしている、味が濃くてやたら喉の乾くラーメンです。

とんこつに塩味が加わるから、鶏ガラに醤油が加わるから、ラーメンは美味しくなるんです。人生も、想いがあって、アクションを起こすから、「よりよく生きる。」コトができるんじゃないかなと思います。

稼ぐ、だけではダメ

そんな思いで、インターネットの世界に目を向けると、えらく「味付け重視」の人が多いなと感じます。ツイッター始め、あらゆるところで、〇〇円稼いだとか、そういう言葉が溢れています。確実に稼げますとか、これだけ稼ぐことが目標ですとか。稼ぐためのアクション、稼いだという結果は、「味付け」の部分だと思うんですね。それだけではとても浅く感じます。お金を得て、本当に幸せなのかな、と。「よりよく生きる。」状態を作れているかなぁ、と。

もちろん、稼ぐことを否定はしません。味付けがないとラーメンのスープも完成しません。人生にお金は必要だし、お金があることで自由になれる部分は多々あると思います。ただ、そこがあまりにも強調されすぎているように感じるのです。

それに、「稼ぐ」というコト以外の味を、あまり見かけないのも気になります。お金を得る以外の「アクション」があってもいいのになぁと感じます。だから、ツイッターで稼ぐコト以外の目的を持って活動をしている人を見ると、無性に応援したくなります。それが自分の収入に繋がっている人を見ると、とても羨ましく見えますし、自分もそうなりたいと思います。お金を稼ぐ事を目標にしていて、「月に○○円稼ぎました!」みたいなモノを見ると、そりゃお金があるのは羨ましいですが(笑)、本当に日々充実していて幸せかなぁと思ってしまいます。

さて、人の批判をしたい訳ではありません。そういう人たちを見て、さて自分はどうしたいんだろう、と考える訳です。

僕は、自分がどういう人生を送りたいか、どうなれば自分が本当に幸せになれるのか、というコトを大切にしたいと思います。ラーメンでいう「ベースとなるスープ」の部分です。まずは自分と向き合い、しっかりとしたベースを作って、それから、徐々に色々な味付けをしていければなぁと思っている今日この頃です。

その過程こそが、僕が求めている「よりよく生きる。」なのかもしれません。

さて、今日はラーメン出発で「よりよく生きる。」を考えてみました。「稼ぐコト」を目標とされている方には否定的な内容も書いてしまいましたが、稼ぐコトが満足にできていない僕が言っている戯言なので、優しく見逃していただけると助かります。笑

ではでは、藤田たくろうでした。
ちゃお♪

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