吉本問題から色々考えた話

藤田たくろうです。

セミの合唱がリハーサルを終え、大雨が上がったら、もう直ぐ夏本番。…そんな時期になってきましたね。

このブログは、相変わらずノラリクラリというペースを続けております。

今感じていることは、書き続けることの大変さ。より正確に言うならば、1つの文章を「書き上げる」ことの大変さです。書きたいこと、伝えたいことは山のようにあるんです。それらを書き始めて、1つの記事として書き上げることが難しい。そんな風に思っている今日この頃です。

だからこそ、形にこだわらず「自由に」を意識している訳ですが…。やっぱりブログとして発信するからには、ある程度の体裁は必要ですし…。むむむ。

問題の切り分け

そんな今日この頃、世間では吉本興業の問題がかまびすしい感じですね。

複数の問題点が重なり合ってしまって、それぞれの問題に吉本関係者とか、いわゆる識者の人たちとか、その他有象無象(←失礼。笑)の人たちが意見を発信しているので、複雑に見えます。

この話題の詳しい解説はニュースサイト的なものを見ていただくとして、こういう時に大切なのは「問題の切り分け」だと思います。1つ1つはシンプルな問題のはずなんですよね。

切り分けるにしても、まずは大きいところから切っていく。例えるなら、ホールケーキを8等分に切り分けるときに、最初に真ん中を半分にして、さらにそれを半分にして…みたいなイメージですね。

今回の話題で言えば、宮迫さんたち芸人さん側の問題と、吉本興業の会社側の問題と。まずはこの2つに分けないと、問題の全体像は見えてきません。

意見を言うとき、みんな頭の中でこの切り分けをしているはずで、その上で(全体の中のこの部分について)「自分はこう考える!」というコトになっているはず。ただ、「全体の中のこの部分について」をほとんどの人が言わないので、色々な問題が渾然一体になってしまってる気がします。

その典型が、吉本興業の社長さんの会見でしょうか。テレビやネットのニュースでチラッと見ただけですが、彼はご自身でも、どの部分のコトを語っているのか、何について謝罪しているのか、もしかしたら曖昧なままだったのかな……という印象です。

問題点が入り組み、折り重なり、複雑で混乱しそうな時は、問題の切り分け。これ、意外と意識的に使っている人は少ないです。そんなに難しいハナシでもないし、知っているだけで、割と使える技です。オススメ。

若手の発信を抑えてはダメ!

さてさて、そんな切り分けができているかどうかは別にして、この話題で色々な人が色々な発言をしています。

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などなど、いわゆるマスメディアのみならず、ブログやSNSで個人的に発信できる時代です。真偽や、質の良し悪しはともかく、僕はいい時代だなと感じます。

もちろん、意見を発信する人の中には、吉本興業に所属するタレントさんたちも含まれます。そういう風に言葉を発した若手に対して、大平サブローさんが

「こいつらふぜいが言うか」「気に入らんかったら辞めろ」と苦言を呈した。

という情報をネットニュースで見ました。(デイリー新聞/Yahoo!ニュース)

僕は、このスタンスには反対です。

言葉が悪いのはとりあえずスルーするとして(笑)、この内容の発言こそパワハラだと感じます。辞めたらやっていけないコトが分かっていてのご発言でしょう。若手に対する愛情や優しさを感じませんね。

まあでも、太平サブローさんの発言がどういうニュアンスだったのか、どういう意図だったのか。僕はリアルタイムで聞いたわけでもなく、発言の全体を把握している訳でもないので、正確には分かりません。

なので、ここからは一般論として。

若手でチカラがないやつは発言したらダメ、というようでは、世の中よくなりません。そういう人たちが意外に多くて、僕はいつも疑問に感じています。

老若男女、富める人も貧しい人も、日本人も外国人も、ハンディキャップな人たちも、LGBTの人たちも、色々な人が色々な意見を発信する。それが少しずつ反映されていくから、多様性を持った豊かな社会になるんじゃないでしょうか。自分自身の状況をよりよくしようという努力を、チカラのある人が潰す。構造としては、日本人が外国人を差別する。白人が黒人を差別する。そんなのと変わりません。ゾッとします。

ネットで誰もが発信者になれる時代です。周りの空気を読んで、チカラのあるものに巻かれ、グッと歯を喰い縛って自分の考えを押し殺して…。そんな時代じゃないんです。発信する人たちを抑圧しても、それは時勢に逆らうというものです。

日本人は議論が苦手とよくいいます。考えを発信するコトを他の誰かが抑制していたら、いつまたってもその傾向は変わらず、結果的に世の中はよくなりません。そして世界から置いていかれ、日本はどんどん貧しくなっていきます。意見がある人は、どんどん発信したらいいと僕は思います。

日本の若手は、意識的か無意識なのかはともかく、その事を感じています。つまり、時代が変わってきている事を「肌感覚」として分かっているのです。だから、みんな発信します。上の世代の人には、それを押さえつけないでほしい。むしろ、ぜひ促してほしい。一緒に考えを出し合って、全体がいい方向に進むように動いてほしいなと思います。

僕も、このブログや色々なものを利用して、発信していきたいと思っています。自分から能動的にいい社会を目指すことは、「よりよく生きる。」にきっとつながりますよね!

そのためには、冒頭で言ったみたいに「書き上げる事って難しい」なんて甘っちょろいコトではダメですね!笑

頑張っていこー!

以上、藤田たくろうでした。
ちゃお☆

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