目標の話4 〜地図を描く〜

「よりよく生きる。」というコトと、夢を実現するコトは、とても近い関係です。ただ、実現できるかどうかよりも、夢を実現するための行動をとっているというコトが大切なんじゃないかと考えている今日この頃です。

夢があり、それに辿り着けるように目標を設定して、目標を達成するために日々の行動を計画したり、習慣を身につけようと前向きに頑張る。

そんな毎日が「よりよく生きる。」のひとつの形だと思っています。もちろん、これがすべてとは言えませんが、少なくとも必須の要素ではあると思っています。

夢については、また近いうち語りたいと思います。目標については、以前3回にわたり「100の目標」をご紹介しましたね!ぜひ、見てみてくださいね。

目標の話
目標の話2 〜100の目標を書き出す〜
目標の話3 〜100の目標を続ける〜

本能からの警告

さて、100の目標を作ったりして、日々頑張っていても、急に「焦り」を感じてしまうときがあります。目標に向かってほとんど前進してないんじゃないか。こんなペースでは達成なんて程遠い。本当に今のアクションが目標や夢に繋がるんだろうか。そんな焦燥感・不安感は、不意に訪れます。

そんな気持ちに、みなさんはどう対処していますか?

僕が大切にしているのは、「闇雲に動いて誤魔化すコトはしない」ということ。闇雲、言い換えるとガムシャラ。ガムシャラと言うとネガティブなイメージは薄くなりますが、僕はあまり好きなスタンスではありません。

不安や焦燥感は自分の本能からのアラート、つまり警告だと僕は捉えています。

これは、台風で警報が出るのと同じようなモノです。台風も、大抵は何事もなく過ぎていきますが、時に周囲に大きな被害を残してしまうコトがありますよね。後から「警報が出た時点で対策をしておくべきだった」と後悔しても、時すでに遅し、です。

自分の本能からの警告も、大抵は思い過ごしかもしれません。でも、ずっと無視してガムシャラにやっていると、もしかしたら、痛い目に合うかもしれません。時すでに遅し、となる前に打てる手を打って起きたいモノです。

ホメオスタシス

焦燥感や不安感という「本能からの警告」を受け取ったときに、打てる手を打つ。違う見方をすると、焦燥感・不安感を持ったときが、やり方や方針を見直すチャンスとも言えます。後者の方がポジティブな感じなので、そう捉えると気分も前向きになれるかもしれませんね!

では、「見直す」ときに大切なコトは何でしょうか。それは、偏らず、客観的に、ニュートラルに考えるコトだと思います。本能からの警告と言っても、必ずしも危険だとは限らないのです。

ここで、本能と言っていいのか分かりませんが、人間の脳に備わった1つの性質を紹介します。

それは、「ホメオスタシス」というモノです。日本語でいうと「恒常性」というんですが、簡単に言うと変化を嫌い、同じ状態を保とうとする性質です。自分の行動や計画を見直すときは、これを忘れてはいけません。

というのは、「よりよく生きる。」ために、目標を設定して、目標に向かって自分の行動を計画するというコトは、ほとんどの場合、「自分の今までの考え方や習慣を変えていく」作業でもあると思うんです。ってことは、そこでホメオスタシスが働くんですね。本能的に「変えると危険かも!」と感じてしまうわけです。

「本能からの警告」を不安感や焦燥感という形で受け取り、行動や計画を見直す。そこで冷静に客観的に自分の気持ちを観察して、受け取った「警告」がホメオスタシスによるモノなのか、それとも何か別の危険を示すモノなのかを見極める。

こういう作業が必要になってくるんですね。もちろん、ホメオスタシスによる警告だった場合は、今のまま動き続けても大丈夫!ってコトになります。なぜなら、いま起きている「変化」は、自ら計画して「よりよく生きる。」ために起こしている変化だからです。

地図を描く

ホメオスタシス…つまり単に「脳が変化を嫌った故の警告」とは違い、本能的に何か別のリスクを感じての「警告」だった場合は、それとしっかり向き合う必要があるでしょう。

そこで僕が意識しているのは、夢や目標までの地図を描くことです。現在地から夢や目標に到達するまでの道のりには、どんな山があり、いくつ川を越えるでしょうか。それには、どれくらいの時間がかかるでしょうか。

うーむ、こう書くとなぜか一気に胡散臭い自己啓発的になってきましたね(笑) ご安心ください。僕が言いたいのは、抽象的なコトではありません。笑

つまりは、夢や目標に到達するまでの、やるべき事と所要時間をハッキリさせておこう、というコトです。いま目の前の事に集中し過ぎて、そういうコトが曖昧になりがちなんです。途中で通過するべきポイント=やるべき事が分からないままで、目の前しか見えていないとしたら、そりゃ不安にもなりますし、最短距離で動けているか分からないと焦燥感もありますよね。

酷なコトかもしれませんが、夢や目標までの通過点が見出せないときは、それの諦め時かもしれません。自分なりにも地図が描けないところに、辿り着けるとはなかなか思えません。

反対に、夢や目標までの道のりが見えていたら、まだまだ諦めるのはもったいない!また今日やるべき事に集中したらいいと思います。きちんと向き合い、見直した後なので、不安や焦りもなく、目標に向けた日々の努力を続けられると思います。

焦りや不安は、消すことはできないと思います。1つずつ確認しながら、1歩1歩、夢や目標に向かって進んでいきましょう。

その過程こそが、「よりよく生きる。」を実感できる瞬間なのかなぁと思っている今日この頃です。

藤田たくろうでした!
ちゃお♪

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