タブーを作らない話

晩秋というべきか、初冬というべきか。それくらいの寒さが僕の住む近畿地方、京阪神の地域にも訪れました。2018年も残すところあと1か月と少し。

この時期に僕の中で欠かせないのは、「100の目標」を採点して、今年の目標達成度合いを確認すること。そして来年に向けて「100の目標」をアップデートすることです。これはここ何年も僕の恒例行事で、モチベーションの維持・向上に大いに貢献してくれています。詳しくは以前の記事を読んでくださいね♪

目標の話
目標の話2 ~100の目標を書き出す~
目標の話3 ~100の目標を続ける~

今回は、来年の「100の目標」に追加しようと思っている、「タブーを作らない」というコトについてお話します。

タブーは勿体ない

さて、冒頭で書いた「100の目標」の話は、捉え方によっては「自己啓発」的なニュアンスを含んだ話だと思います。

その「自己啓発」に関わるエピソードなんですが、つい先日「私、自己啓発とかはまったく見ない、読まない事にしてるんです」という人に出会いました。「何でやろう」と疑問に思って少し話をしたのですが、理由は「私はそんな風に、人の言葉に左右されたくないんです」というようなコトでした。そして「だから、今までに読んだコトないんです!」と胸を張っていました。

確かに、気持ちはわかります。「自己啓発」という言葉には、どうも胡散臭い響きを含んでいるような気がします。怪しげな「自己啓発セミナー」で洗脳されてしまった・・・みたいな週刊誌の記事も何となくイメージできます。笑

でも、その人の姿勢の「今まで読んだコトない」のに「読まないコトにしている」というスタンスが、僕には引っ掛かりました。

「人の言葉に左右されたくない」と言うということは、「自己啓発本は読む人の考えを左右する」と考えているのでしょう。でも、読んでもないのに、何故そう決め付けるのでしょうか。これは完全に食わず嫌いですよ。食べてもないモノを「〇〇は美味しくない」と勝手に思い込んでいる状態です。これは本当に勿体ない。食べてみなよ、美味しいよ、と言ってあげたくなります(笑)

・・・と、これは僕の日常の小さなエピソードなんですが、よく考えると、何となく食わず嫌いで「タブー」にしているコトは、誰しも幾つかはあるんじゃないでしょうか。もしかしたらそれは、「楽しいコト」の入り口かもしれません。自分の今に何らかの「いい変化」を起こすキッカケになるかもしれません。「タブー」はそういう芽を自ら摘んでいっているようなモノだと僕は思います。そう考えると、やっぱり勿体ないですよね。

僕のタブー

自分自身を振り返ると、僕にも「タブー」がいくつか思い当たりました。そのうちの1つが、「格安スマホ」です。

これは、僕の中では確かな理由があるつもりでした。それは「外出先でPCなどを使ってネットをする為にテザリングは必須。スピードが遅いのもストレスだから嫌。格安スマホでは対応できない」というモノです。でも僕は、その理由が本当に正しいのか、確認をしたコトは1度もありません。

僕が知らないだけで、もしかしたら格安スマホでも速度十分なテザリングが使えるかもしれません。例えそれが無理でも、格安スマホとモバイルルーターという2台持ちの方が、今よりコストが下がるかもしれません。ショップで聞いてみるコトすらせず、僕は何となくで格安スマホを「タブー」にしていたんです。

もう1例。「FX」もそうです。FXは「外国為替証拠金取引」のコトで、細かい話をすっ飛ばして一言でいうと、「小額からできる、ハイリスク・ハイリターンな投資商品」とでも言いましょうか。

僕はFXには「リスクが馬鹿でかい」「生活が破綻したり、人生が狂ってしまう程、お金をつぎ込む人もいる」というイメージがあり、それ以外に知識らしい知識もないのに、大した情報収集もせず、人の話も聞かず、「FXはヤバい」とずっと思い込んでいました。

でも、本当はそれ程「ヤバく」ないかもしれません。明らかなリスクには、きちんと対策ができるでしょうし、節度を守って投資すれば人生を棒に振るようなコトもないだろうと簡単に想像できます。その想像すら、今まではした事がないのです。

自分の頭で考える

結局、僕がタブーにしているコトは「自分の頭で考えていないコト」でした。自分の目や耳で確かめず、人の考えたコトをそのまま、まるで自分が考えたコトのように思い込んで、勝手なイメージを脳内に作り出していたんです。

最初に書いた「自己啓発本を読まない」と宣言した人も同じです。自己啓発本は、読者の考えを左右する本ではありません。考えるキッカケをくれる本です。考えるのは自分自身なんです。本に考えを左右されると言うのは「自分の頭では考えません」と宣言しているようなモノなんです。そう思うとすごく滑稽です。でも、笑っている場合ではありません。僕も自分の頭で考えていなかったんですから。笑

そんな風に考えて、僕は2019年の「100の目標」には、「タブーを作らず、自分の頭で考えて判断する」という目標を入れました。

もちろん、自分の頭で考えた結果、「やはり〇〇はダメだ」という結論になるコトもあるでしょう。直観が正しい場合も多いのも事実です。タブーを排除するコトは、何もすべてを受け入れるコトではありません。でも、少なくとも自分の今や未来がよくなる可能性のあるモノを「何となく」で排除しないというコトは、これから強く意識していきたいと思います。

そんな訳で、本日の結論!

タブーを作るのは損なだけ!

「自分の頭で考える」というような話は、以前「信じてみる話2」でも書きました。その時は、「人の教えは、まず信じてみる。でも盲目的にはならず、その後、自分の頭でちゃんと考える。」というような文脈でした。興味のある方は読んでみてくださいね。

そうやって、違う切り口から何度も出てくるような内容は、きっと僕にとっての「よりよく生きる。」の「核心」に近い部分なのだと思います。「自分の頭で考える」というコトも、今後もどんどん違うアプローチから書いていきたいと思います☆

ではでは、藤田たくろうでした。
ちゃお♪

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